いつもとなりに
母がいない
父がいない
だけど、いつもそばには祖母がいた。
遊びに行きたいと言えば連れてってくれて、
身の回りのことは全部やってくれた。
当時、学校に雑巾をもっていくとか、イスの足に毛糸で編んだカバーを4個作らないとならないことがあったりして、裁縫が上手な祖母は裁縫が苦手な友達のお母さんの分まで作ってあげていた。
しかも上手に作ってくれて、先生にも褒められた記憶がある。
学校のイベントには、
必ず祖母がきてくれていた。
父の日の似顔絵を描くときも、祖父を書いた。
よく脚が痛くなった私は寝られないほどだった。
何かの病気かと、病院巡りをしれくれたり、朝まで足をさすってくれたり。
怖い夢を見たときは布団に潜り込ませてくれたり、抱っこやおんぶをせがんで、(私が大きくなってても)やってくれたり。
書ききれないほどの愛をくれた。
思い出すのはいつも
おばあちゃんとおじいちゃん。
となりにはいつもいてくれた。