愛しているから、頑張ったんだ
みなさま、おはようございます。
続きです。
朝、8時から診察開始の婦人科で、9時には家に帰れるほどの診察時間でした。
フェレット君は帰ったらすやすやと寝ていたのを覚えています。
「治療はどうしようかな」
「痛いのとか、苦しいのは嫌だな」
「がん保険は…」
とか、色々考えていました。
旦那さんが仕事から帰ると
「延命治療はしなくていい」
「死んだら、この子たちと樹木葬にして欲しい」
「今いる我が家にいるうさぎくんとフェレット君は誰かに預けたりしないで最後まであなたが見てあげて欲しい」
「あなたは再婚してね。そして、子供も産んでもらえたらいいね」
と伝えました。
「え?死ぬの前提?なんでそんなに冷静なの?」
と言われました。
自分でもこの時はびっくりするほど冷静でした。
いつ死んでも後悔しないと思って生きてきたのですが、日が経つにつれて、
「死んだらどうなるんだろう」
と不安と恐怖であまり食欲がなくなっている自分に気が付きました。
「あ、私、生きたいのかも」
・・・気づいていませんでした。
今まで、いろんな病気や死んでもおかしくない暴力を受けてきて、
「いつ死んでもいい」って思ってると、自分では思っていました。
自分でも自覚がなくて、あまり笑えなかったり、食欲がなくなったことで気づいたんです。
ただでさえ寝不足だったし、フェレットくんがいつ旅立ってもおかしくない状態だったのもあって、余計に「私ってやっぱり生きる必要ないんだ」って思うようになっていました。
そして、これは偶然かもしれないけれど、
「ガンかもしれない」と婦人科で言われた日から、フェレット君の発作が頻発し始めます。
まるで、
「僕はもう逝った方がいいね。心配だもんね。」
って言っているかのように。。。
それから10日くらいで、お空に逝ってしまったんです。。。
ここから、また自分責めが始まります。
私のせいで、ごめんね。もう少し生きられたかもしれないのに。。。
ごめんね。。。
ごめんね。。
ある時フェレットくんが夢に出てきて、とても楽しそうにしていました。
世話の焼ける飼い主だね。
心配かけてごめんね。。
フェレット君のおかげで、人に頼ることができるようになり、
弱音を吐くことができるようになり、
助けてと言えるようになりました。
「命」は長さじゃない。
どれだけ、愛されたか、愛したか。それだけ。
ちょっぴりスピリチュアルな話になりますが、
亡くなった家族(お空組のフェレットたち)はいつも、亡くなった後にメッセージをくれます。
フェレットくんが亡くなってしまったのは自分のせいだと毎度のことながら自分責めをしているから心配してのことだと勝手に思ってます。
愛しているから、頑張ったんだ。
フェレット君は、こんなメッセージをくれました。
だから、後悔しないで。って。