幸せのツツドリⅢ

今日は未来の命日。

朝、母から連絡があった。

庭を見たら小鳥がいっぱいいるって。

来てくれてありがとう😊

〜〜〜〜〜

3か月たった頃から、

だんだんとご飯を受けつけなくなっていた。

もしかしたら、

内臓がダメになってきているのかも知れない。

寝ている時間が長くなって、

ミルワームもくわえるけど、

食べない…。

獣医さんは言った。

長く生きないのは分かっていたけれど、

3か月も生きるとは思わなかった。

この先未来に、

手術をしたり、治療をする体力はない。

「充分生きた」のではないか…

そして、

未来がもうそろそろ…というときに、

母からの電話が鳴った。

すでに泣いていてぐしゃぐしゃ。

短い命と知っていたのに。

ずっと一緒にはいられないって分かってたのに。

動揺する母

「声かけても起きない！」

「あったかいのに動かない！」

「未来がいなくなっちゃう！」

まるで母と子が逆になったかのように、

なだめたり、励ましたりした。

少し時間が経つと呼吸していたり

お空とこちらを行ったり

来たりしているようだった。

そして、11月28日、朝の4時頃、

未来はお空に旅立った。

痛がる様子もなく、安らかに。

〜〜〜〜〜

未来へ

あのね、未来…

私、未来にヤキモチ妬いちゃった。

母に大切に思われていいなって。

私は母に大切に思ってもらっていた

記憶がないから

こんなにも毎日、毎日、未来のことを

考えてもらっていいなって。

ごめんね。ヤキモチ妬くなんて。

でもね、あなたのおかげで、

母とたくさん話ができたよ。

知らない一面も見られた。

弱く小さくなった母を。

ありがとう。

未来。

私たち親子の前にきてくれた未来。

親子の縁を繋いでくれた。

私たちはこれから

もう一度親子をやればいい。

一度は切れてしまった縁だけど、

小さなツツドリが命をかけて繋いでくれた。

小さなツツドリがくれた

母と私の親子の時間。

濃い3か月。

ありがとう、未来。