コイソラとバナナ
今日はずーっと泣きっぱなし。
スマホをいじってたら、たまたまネットのマンガを押してしまい、「恋空」を読んでしまった。読んだことなかったのに…。
続きが気になってネットで調べたら、新垣結衣さんと三浦春馬さんが主役で映画になってた。
映画の中で、癌になり、20歳で亡くなってしまうヒロ(春馬くん)
「俺、もっと生きたいよ!」って叫ぶシーンがあって、耐えられなかった。
数十年後に自ら命を経ってしまうなんてこの頃は思ってもみなかっただろう。
いま、いつ消えてもおかしくない命と向き合っているからかもしれないが、生きることや死について考えることが多い。
だって、本当に簡単に、いとも簡単に肉体からさよならできる。
空気がなくなったら。
出血が止まらなくなったら。
それなのに、コロナや病気と戦い、辛さや痛みと共に生きている。
なぜ?
なぜそうまでして生きるの?
そうモヤモヤ考えていたら、テレビで
「こんな夜更けにバナナかよ」が放送されていた。
この映画は筋ジストロフィーの男性が主役。大泉洋さんが演じていた。
そしてまた三浦春馬さんが出ていた。
主人公の男性は、いつどうなるか分からない病気にも関わらず、病院にいるだけの人生はつまらないと、一人暮らしをし、両親とも離れて暮らしている。
人の手を借りないと生きていけないのに、言いたいことはズバズバ言っちゃうし、女性が大好きで惚れっぽい。
一言で言えば人間らしい、人。
人に迷惑をかけるくらいなら生きていたくないと思っていた私だったから、この主人公わがままだなぁって思って初めの方は見てしまったけど、なぜかこの人の周りにはたくさんの人が集まって、亡くなるまで約500人のボランティアの手を借りて生きてきたという。
20歳までしか生きられないと言われたのに、42歳まで生きた。
正直で、本音で生きた人。
だから、周りもみんな正直になり本音で向き合っている。
いつどうなるか分からないからこそ、どうせなら好きなことして生きたいを実現した人。
主人公の男性が、人生を悩む三浦春馬さんの役に、
「素直に生きているか?本音で生きているか?」と聞いているシーンがあった。
「できないことは誰かに頼ろう」って貼り紙がしてあり、素直に生きていたのかな?本音で生きていたのかな?そして、このことに気づいていたらまだ生きていただろうかって考えてしまって、涙が止まらなかった。
この映画に三浦春馬さんか出演していたことにも意味があったんだと…。
きっと、きっと、こうやって、今日、この時間に立て続けに三浦春馬さんの映画を観れたことや、正直で、本音で生きることを教えてくれたのにも意味があると思う。
最期に筋ジストロフィーで亡くなった男性から母親宛に手紙を読むシーンがあって、
「かあちゃんに冷たくしたのは、かあちゃんの人生を生きて欲しかった。病気の身体に産んでしまい、謝り頑張り続けるかあちゃんにこれ以上迷惑をかけたくなかったから」
と。
ただ一緒にいるだけが愛ではなくて、母だから息子の世話するのが当たり前とかそんなことではなくて、彼なりのお母さんへの最上級の愛だったんだと思ったらまた涙が止まらなかった。
彼はきっと好きなことをして、お母さん孝行もできて、最高の人生だったんじゃないかって。
生きること。
素直に。
本音で。
できないことは頼ろう。
あー泣き疲れた。。。
愛おしい命。
ありがとう、受け取ります。