おじいちゃん
あなたの心の中の戦争を終わらせる愛と感謝のカウンセラーAbyです。
最近ふと祖父に会いたくて仕方がなくなり一人で泣くこともありました。
なぜだかは不明…。
でも祖父はもう天国。
祖父は、いつでも、おだやかで、怒ったところを見たことがなく、悩み事があると家族や親戚みんなが相談しにくる人でした。
私にも弟にも、優しくて、いつも話をたくさん聞いてくれる、大好きな祖父でした。
幼い頃は、親の代わりに参観日や運動会に来てくれたり、夏休みには海水浴やプールとかも一緒に行ってくれました。
部屋には祖父の写真を飾ってあり、
「たまには夢に出てきてー(涙)」と話したばかり。
そんなとき、祖父の弟の奥さんが亡くなったと連絡があり、少人数のお葬式をやるとのことで、行ってきました。
幼い頃にものすごく可愛がってくれた祖父の兄弟とその奥さん達。
祖父はこれまた波乱万丈な人生で、祖父の父親が戦争に行った先や、住まいを転々とする先々で妻をめとって、兄弟5人とも母親がみんな違うんです。
うちの祖父が率先して、兄弟を探しはじめ、大人になって再会し、とても仲が良かったみたい。
私もよく家に遊び連れてってもらって、みんな優しくて、よくしてくれた。
そして、台湾にも弟がいることが分かり、家族が遊びにもきたこともあった。
親がいないから、幼い頃はみんなバラバラで、知らない家に預けられて、その家の炊事洗濯から何でもやって生きてきたって。
相当いじめられたけど、その家のおじさんがとても可愛がってくれたと幼い頃に写真を見せてもらったことがある。
ガリガリに痩せてて、丸いメガネをかけて、まるでガンジーみたいだったおじさん。
※
親戚も、祖父のお友達も、祖父を悪く言う人はいなかった。
台湾の弟にも食料やお金を送って、苦労はないか、大丈夫かと手紙を出し、世話をしていた。
今回亡くなった祖父の弟夫婦に娘がいて、国際結婚だった。
祖父の弟は、大反対!
もう帰ってくるな!の一点張り。
日本から何時間もかかる遠い外国に住み、見ず知らずの外国人と結婚。
不安と寂しかったんだと思う。。
だけど、祖父が何度もその娘さんの住んでる海外に行って、写真を撮って弟に見せたり、電話かけたりして、結婚を認めてあげて欲しいと交流をもったりしてた。
亡くなった奥さんも、うちの祖父にとても感謝してくれてた。
海外旅行が好きになったのも、祖父が1人で世界中を旅して、楽しそうに旅行の話を聞かせてくれてたのが大きい。
普段から怒ったところを見たこともなく、旅行でのハプニングは旅の醍醐味だから、怒ってもしょうがない。っていつも言ってた。
そして、ゴキブリも殺さない(笑)
一生懸命生きてるだけなのに、かわいそうだって。
そんな祖父。
お葬式に行って、祖父の弟の手を握った瞬間に祖父を思い出し号泣。
あったかい手だった。
おじいちゃんの手だ…
会いたいとお願いしたら、祖父にそっくりなおじさんに会えた。
おばさんが亡くなってしまったから心細いと思うけど、弟さんの奥さんのお葬式のおかげで、親戚の人々に会えて、嬉しかった。
みんな高齢でほとんど90代。
でも元気だった。。
みんな長生きして欲しい。
こんな世の中になって、おじいちゃんはなんていうかな。
私にはいつも自立した人生を送りなさいって言ってた。
幼い頃は、自分で生活をできるよう働いて、結婚して生きていくことだと思っていたけれど、きっと心の自立のことを言ってたんだって思う。
それは叶えられているかな。
まだまだかな。
ね、おじいちゃん。
亡くなる前に、
「あんな娘(母親のこと)に育てて苦労かけたな。ごめんな」って言ってくれたね。
私はね、おじいちゃんやおばあちゃんがいてくれたから生きてこれたんだよ。
いつかあの世で再会したときに、幸せだったよっていえる人生を送るから。
たくさんの愛をありがとう。