世界平和を目指して

人も動物も植物も幸せにするカウンセラー日記

【ココロノマルシェ】実親の介護と離婚

あなたの心の中の戦争を終わらせる愛と感謝のカウンセラーAbyです。

 

本日は、Abyよりココロノマルシェに寄せられたご相談についてお答えしたいと思います!

cocoro-marche.com

 

ココロのマルシェとは、根本裕幸カウンセラーの「お弟子さん制度」を卒業したカウンセラーがご相談にお答えしています。

 

実親の介護と離婚

(りんさん)

 

義母が先日亡くなりました。

すでに亡くなった義父、義母共に夫と協力しながら介護をしてきましたが、今度は実家の父が軽度ではありますが認知症を発症していることがわかりました。私は一人娘で、親の介護はしなければならないと思っています。ただ、夫に迷惑をかけられないのでいざとなれば離婚しようと思っています。

夫はこちらも助けてくれたんだから、協力すると言いますがそれはしてもらってはいけない、私一人でやらなければと考えるのです。

私のために家族に迷惑をかけるわけにはいきません。

私はおかしいでしょうか?

 

 

りんさん、ご相談いただきましたありがとうございます。

今回は、Abyが回答させていただきます。

お義母様が亡くなられたとのこと、心よりご冥福を申し上げます。

 

そして、りんさん本当にお疲れ様でした。

介護は本当に壮絶で大変でご苦労がたくさんあったのではと想像いたします。

懸命に介護なさって、お義母様は幸せに過ごされたのではないのでしょうか。

 

介護は本当に大変ですよね。

言葉では言い尽くせない「大変さ」があります。

 

長い間、福祉業界にいたので、たくさんのご家族をそばで見てきました。

 

どこにも頼らずに身内だけで介護をするとなると相当な体力と精神力が必要です。

 

少し前は、家で面倒をみないと世間の目が…とか、他の人に任せるなんて可哀想、ひどいなどと言われたり、子供が、お嫁さんや娘さんが面倒みるのが当たり前と言われた時代でしたし、経験上、介護される側よりも、お世話する方が倒れてしまう…という方が非常に多くいらっしゃいました。

 

介護には終わりがありません。

 

言い方は悪いですが、その方が亡くなるまで、数年から数十年、介護は続くんです。

 

そこで質問です。

・りんさんは一人娘で、ご自身だけで介護をされようとなさっている。

・ ご主人に迷惑をかけるから離婚も考えている。

 

これはりんさんの本当にしたいことでしょうか?

 

ご主人と協力して、お義父様、お義母様の介護をされてきたのですよね?

そして、ご主人は「協力してくれる」とおっしゃってくれていますよね?

 

そのことに関してりんさんはどのように感じ、どのように思いますか?

 

 お父様は軽度であるけれども「認知症」を発症されたとのこと。

認知症」は進行を抑えることができますが、完治することは難しいと言われています。

 

今まで数えきれないほどの認知症の方やご家族を見てきましたが、

初期の段階は、親も子も自分のことができなくなることを受け入れられない方も多く、

 

「なんで忘れちゃうの?」

「もっとしっかりして」

 

と頭では分かっていても葛藤が起こります。

 

「なんでこんな簡単なことができなくなっちゃったんだろう…」

 

お互いに「悲しみ」や「怒り」「喪失感」などが襲ってきて、身内で、ましてや少人数で介護されている方は、相談する場所、頼れる場所、ゆっくり休める時間がないと、どんどん追い詰められて疲弊していきます。

 

使命感だけで動いていますから。

 

 

そして、何度も言いますが、介護は終わりがありません。

子育てなら、大きくなれば、自分でできることも増えていきますが、高齢者の場合、だんだんとできなくなることが増えていきます。

そして、同じように介護する側も年を取っていきます。

「入浴、排せつ、食事」の三大介護は、健康な若者でさえも24時間行うのは大変です。

 

こちらには書かれていませんが、介護認定を受けて、できる限りのサービスを受けることも可能ですし、(もうすでにサービスを受けていらっしゃるかもしれませんが、)お互いに心のゆとりが必要になります。

どんなに大切でお世話をしてあげたいと思っていても、眠ることや疲れを取ることができなければ介護を継続することができないんですよね。

 

お父様の認知症が進行していくと仮定すると、元気な時には考えもしなかったことがたくさん起こりますし、家族が認知症になると、ほぼ全てにおいて介護する側の時間が拘束されてしまうんです。

 

ここまで、一般的に親御さんが認知症になったり、介護が必要になったときに起こりうること、として書かせていただきましたが、りんさんは、ご主人のご両親を介護されてきていかがでしたか?

 

介護は、大変なこともありますが、

「在宅で見送ることができて感謝でいっぱい」と思う方もたくさんいらっしゃいます。

 

 

なので、もう一度お伺いします。

りんさんはどう感じ、どうしたいのでしょうか。

 

・一人娘だから介護しなくてはいけない。

・誰にも迷惑をかけたくない。

 

と思われていていますよね?

 

 

りんさんは、今まで全部お一人で抱えて何でも一人でこなしてこられてきたのではないでしょうか。

迷惑をかけてはいけない。頼ってはいけない。

そんな人生を送られてきたのではないでしょうか。

 ・迷惑をかけたらどんなふうになると思いますか?

・りんさんが周りの人に助けて欲しい、なんとかして欲しいと頼ったらどのようになると思いますか?

 

 

この介護の問題も

「そろそろ自分の人生を生きたい!」

そんなりんさんの心の声が私には聞こえましたが、いかがでしょうか。

 

「○○しなければならない」

「○○するべき」

とご自分を厳しく戒めて、 

 

「頑張らなければいけない」

「迷惑をかけてはいけない」

「頼ってはいけない」

と自分に厳しくいらっしゃったのだと思います。

 

「ご自分を褒めたことはありますか?」

「愛されている証拠をみつけていますか?」

 

りんさんは、「与える」ことでもう十分すぎるくらい「愛」のある行動をされています。

「与える」ことで、どれだけの人を喜ばせてきたのでしょう。 

どれだけの人がりんさんに愛されたのでしょう。

 

そろそろりんさん自身が「愛」を受けとっても良いのではないでしょうか。

 

 

そして、もう一度伺います。

 

「りんさんはどうしたいですか?」

 

りんさんの気持ちを一番はじめに聞いてみてください。

何度もです。

 

 

そして、これはおすすめなのですが、うちの旦那さんの両親に渡した、エンディングノートです。

 

 

 

これを渡すときにはとっても緊張しましたが、病気になってから、あれこれ悩んだりすることが最小限になりますし、「こうして欲しい」という希望を話す(書く)ことによって、予期しない出来事があったとしても、エンディングノートに書いておいてくだされば、ご両親の好きなことや、(こんなこと好きだったの?ってことも知ることができます)こうして欲しいという気持ちに、出来るだけ寄り添うことができますもんね。

 

元気なときにしっかりとコミュニケーションを取って、出来るだけ本人の意向をかなえてあげたいし、私達夫婦も出来る限りのことはすると伝えてあります。

 

場合によっては、親にエンディングノートを渡したら、「まだ死なないわよ!」と言われた友人も知っているので、本当にコミュニケーションは大切です。

良かれと思ってしたことが、裏目に出てしまったり、そうじゃないのに…と、受け取られてしまうこともありますので、そこは充分にお話されると良いかと思います。

 

今からでも遅くありません。お父さま、ご主人と一度しっかりとお話、ご相談されてから、決めてもよいのではないでしょうか。

 

りんさん自身が、りんさんらしく、これからの人生を楽しんで過ごせますようお祈りしています!

 

りんさんの気持ちを置き去りにしないでくださいね!!

 

 

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